天空の神秘オーロラ
オーロラ完全ガイド
オーロラ鑑賞の秘訣
極地での寒さ対策と服装
EQUIPMENT

日照時間の短い冬季はオーロラ鑑賞に最適な季節です。しかし、極地地方の冬の気温は日本とは比べものになりません。じっと動かず夜空を見上げながらオーロラを待つというのは、想像以上に身体を冷え切らせるものです。オーロラ鑑賞というアクティビティーは、寒さとの戦いといっても過言ではありません。

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冬の防寒具

レンタル防寒具セット

  • 極地の冬に対応する装備

    実際のところマイナス20度を下回るような環境に対応する装備を購入したとしても、それらを日本で使う機会はほとんど無いことだと思います。ヤムナスカのオーロラツアーでは、これらの気温に対応する「防寒具セット」が含まれているので安心してご参加ださい。

    レンタル防寒具セットは「ニット帽」「グローブ」「ブーツ」「ジャケット」「パンツ」の5点セットとなります。この防寒具セットに自分なりの装備を追加すればどんな環境にも対応できる準備ができることでしょう。

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  • オーロラツアー
 

服装のサンプル

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頭部

厚手のニット帽
※レンタル防寒具セットに含まれます。

ニット帽が最も一般的です。頭、手、足元などの末端は体温が奪われやすいため、しっかりとした物を用意しましょう。オーロラ鑑賞時は耳までしっかりと覆うことができる毛糸などで作られた厚手のものが必要です。化繊質の薄手でのものと合わせて2点用意しておき、日中用と夜間用で使い分けると良いでしょう。非常に寒い時は二つを重ねて使用できると便利です。レンタル防寒具セットには厚手のものが用意されているため、その場合は薄手のものだけ用意すると良いでしょう。


 

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首元 / 顔

ネックウォーマー、マフラー

素肌が出る面積をなるべく少なくすることは非常に大切です。首元の保護はもちろんですが、露出面の多い顔の中でも特に目元や頰を隠せるようにしましょう。風の強い日は長時間肌を露出させないように、頬や鼻の上まで覆い隠せるネックウォーマーが便利です。口元を覆い隠すと吐息が氷結してしまうこともあるので、適度に調節するように注意しましょう。

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アウターレイヤー

厚手の防寒ジャケット
※レンタル防寒具セットに含まれます。

防風性と保温性が目的となります。お尻、腰の下まで隠れるもので、フードが付いているものが理想的です。レンタル防寒具には保温機能がしっかりとした化繊質の重厚なジャケットが含まれています。個人で用意する場合はダウンジャケットがオススメですが、ダウンジャケットにはアウター用のジャケットとインナー用のジャケットがあるので注意が必要です。アウター用のダウンジャケットを選ぶ際は、生地が厚めで防風性能があり、800フィルパワー以上のものを選ぶと良いでしょう。

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サブ・アウターレイヤー

ダウンセーター

厚手のアウターを使うほどでもない日中の行動時を考えて、もう一つのアウターを用意しておくと非常に便利です。また、厚手のアウターでも厳しいほどの寒さの時に、ミドルレイヤーとアウターレイヤーの間に重ね着るできるような薄でのダウンセーターが一つあると非常に重宝します。持ち運び時も小さくなるのでオススメのアイテムの一つです。

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ミドルレイヤー

フリースジャケット、セーター

ミドルレイヤーは保温性の確保が目的ですが、通気性や速乾性も大切なポイントになります。化繊のフリースや裏地が起毛しているウールの素材などが一般的ですが、保温性が高く、ある程度厚みがあるものを選ぶと良いでしょう。厚みの異なる2種類のタイプを用意しておくと、日中のアクティビティーなどでも重宝するので便利です。

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ベースレイヤー

ロングスリーブシャツ、肌着

素早く汗を吸水拡散し、肌をドライに保つことが目的のため、材質選びは非常に大切です。日中のアクティビティー用には薄め、オーロラ鑑賞時は厚めが必要ですが、その中間ぐらいのものも含めて3点ほど用意するのが理想的です。素肌と衣服の間に余分な空気が入ると保温効果が落ちるため、身体にぴったりとフィットする伸縮性のあるタイプを選ぶことが大切です。化繊のものが一般的ですが、透湿性と保温性に優れるメリノウールは非常にオススメです。

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アウターパンツ

厚手の防寒パンツ
※レンタル防寒具セットに含まれます。

防風性と保温性が高い物を選ぶことが大切です。一般的に普及している保温性の高いスキーパンツでも十分ですが、腹部までカバーする繋ぎタイプの方がより好ましいです。保温性を重視するなら厚手のダウンパンツは非常に効果的です。

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下半身用のベースレイヤー

タイツ、スパッツなどの肌着

上半身と同様に速乾性と透湿性を備え、保温力を備えた材質を選ぶ必要があります。厚手と薄手の2種類があると非常に重宝します。身体にぴったりとフィットする伸縮性のあるタイプを選びましょう。

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アウターグローブ

厚手の手袋
※レンタル防寒具セットに含まれます。

防風性と保温性があるものを選びましょう。多くの場面ではスキー用に使われる5本指のものでも十分ですが、マイナス30度を下回るような場面では厚手のミトンタイプのものが必要です。日中の行動用に柔らかく使いやすいフリースのタイプなどもあると良いでしょう。

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インナーグローブ

薄手の手袋

アウターグローブは厚手でゴワゴワしているため、カメラ操作や細かい作業が必要な時には不向きです。そのため、アウターグローブの下に装着する薄手の手袋があると、いろいろな場面で非常に重宝します。100円ショップなどで売られているものでも十分です。

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ウインターブーツ

極地用防寒ブーツ
※レンタル防寒具セットに含まれます。

寒冷地で冷たい地面と常に接している足元のブーツは、防寒具の中でも最も「質」が求められる部分です。一般的には表示性能よりもプラス10度ほどのもが理想的であり、マイナス20度を想定するならば、最低でもマイナス30度まで対応できる極寒地対応のスノーブーツが必須となります。レンタル防寒具にはマイナス30度でも心配のいらない、非常に保温力のあるブーツが含まれています。個人で用意する場合は「ソレル」というカナダのメーカーが、マイナス30度以上に対応するのものを販売しています。サイズはぴったりではなく、指が動かせる程度のものを選びましょう。

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ソックス

厚手の靴下

スキーや冬山登山用の保温効果のあるものを選びましょう。特に爪先は冷えやすく、靴下の重ね履きをする場合は、圧迫により血流が悪くなるので注意が必要です。ベースレイヤーと同じように材質選びは大切であり、綿のものよりも透湿速乾性能の高い化繊やメリノウールのものがオススメです。

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秋の服装

オーロラガイドのコラム ヤムナスカ・マウンテン・ツアーズ
本山直人

寒さで起こり得るトラブル

  • マイナス20度を下回る世界では、様々なトラブルに見舞われることがありますが、一番注意する必要があるのは「凍傷」です。なるべく素肌は露出させないようにしましょう。目元や頰などは気づかないうちに低レベルの凍傷が進んでいる時もあります。風のある日は特に注意が必要です。

    「低温やけど」も危険なものの一つです。ドアノブやカメラの三脚など、キンキンに冷え切った金属を素手で触らないように注意しましょう。気温の低い日は金属のピアスなどもなるべく外した方が良いです。また、プラスチック製品は凍結して破損しやすくなるため、メガネのフレームの材質にも注意したいところです。メガネよりもコンタクトレンズの方が安心感があります。ただし、非常に乾燥しているため、目薬は手元に用意しておき頻繁に目のケアをした方が良いでしょう。

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