天空の神秘オーロラ
オーロラ完全ガイド
オーロラの知識
約11年の太陽活動サイクル
THE SOLAR CYCLE

今年はオーロラの当たり年、という言葉を聞いたことはありますか? これは太陽が約11年周期で極大期を向え、活動的になるという現象が関係しています。では、逆側の極小期にはオーロラは見れないのでしょうか。もちろん、そんなことは”全く”ありません。太陽活動周期とオーロラの関係を考えてみましょう。

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太陽活動周期

太陽活動周期一覧リスト
周期 開始年月 終了年月 周期期間 (年) 活動極大
サイクル1 1755年3月 1766年6月 11.3 1761年6月
サイクル2 1766年6月 1775年6月 9.0 1769年9月
サイクル3 1775年6月 1784年9月 9.3 1778年5月
サイクル4 1784年9月 1798年5月 13.7 1788年2月
サイクル5 1798年5月 1810年12月 12.6 1805年2月
サイクル6 1810年12月 1823年5月 12.4 1816年5月
サイクル7 1823年5月 1833年11月 10.5 1829年11月
サイクル8 1833年11月 1843年7月 9.8 1837年3月
サイクル9 1843年7月 1855年12月 12.4 1848年2月
サイクル10 1855年12月 1867年3月 11.3 1860年2月
サイクル11 1867年3月 1878年12月 11.8 1870年8月
サイクル12 1878年12月 1890年3月 11.3 1883年12月
サイクル13 1890年3月 1902年2月 11.9 1894年1月
サイクル14 1902年2月 1913年8月 11.5 1906年2月
サイクル15 1913年8月 1923年8月 10.0 1917年8月
サイクル16 1923年8月 1933年9月 10.1 1928年4月
サイクル17 1933年9月 1944年2月 10.4 1937年4月
サイクル18 1944年2月 1954年4月 10.2 1947年5月
サイクル19 1954年4月 1964年10月 10.5 1958年3月
サイクル20 1964年10月 1976年6月 11.7 1968年11月
サイクル21 1976年6月 1986年9月 10.3 1979年12月
サイクル22 1986年9月 1996年5月 9.7 1989年7月
サイクル23 1996年5月 2008年12月 12.6 2000年3月
サイクル24 2008年12月      
  • 活動極大とは、黒点相対数の月別平均値が最大値となった月を指します。
 

太陽磁場の反転

 

活動周期とオーロラの関係

オーロラはいつでも出る可能性がある

太陽活動が活発な時に強いオーロラが出ることは間違いありません。しかし、それら活発な太陽活動に起因するオーロラは、オーロラ全体の発生数からすると10%から20%ぐらいであり、それ以外の80%から90%は突然に起こる気まぐれなオーロラです。『11年周期を逃すと次のピークまでオーロラは見れない。』と思われがちですが、決してそういうわけではなく、実際には太陽の極小期でもオーロラは良く現れています。

太陽サイクルが極大期に向かうと太陽フレアやコロナ質量放出(CME)の発生率が高まり、強い太陽風を起こします。しかし、この時期の太陽には同じく強い太陽風の原因となるコロナホールが殆ど現れません。一方、太陽サイクルが極小期に向かうと徐々にコロナホールの出現率が高まり、巨大なコロナホールが非常に強い太陽風を起こすこともあるのです。

オーロラは遭遇確率のことばかり考えがちですが、その出現の法則にはまだまだ予測不能な未知の要素が多くあるため、結局のところ「運」に左右されてしまうものです。当然、極大期の年でも全くオーロラが見れないことはあり、極小期の年でもオーロラ爆発やカーテン状に揺れるオーロラが出ることは珍しいことではありません。太陽活動が続く限りオーロラは出続けるということです。

  • イメージ
オーロラガイドのコラム ヤムナスカ・マウンテン・ツアーズ
本山直人

極小期に現れた巨大なオーロラ

  • オーロラは見たいと思った時に見に行くべき!

    極大期にはオーロラの発生率が上がることは事実です。しかし、極大期だからといっても必ず見れるわけではありません。最近で一番近い極小期は2009年の冬ですが、この時のカナダでは強いオーロラが観測されています。大切なのは極小期だろうとなかろうと、オーロラはいつでも発生する現象であることを知ることです。

    実際の旅行プランを立てる時、いくら次の極大期を待ちたいからといっても、11年後の予定を組むのは現実的ではありません。そして、太陽活動のピークがずれ込み、14年後、15年後になることも十分に考えられます。4年から5年という時間のズレは、長い宇宙の時間の中では、ほんの一瞬の誤差でしかありません。結局のところ、オーロラは見に行ける時に挑戦してみたほうが良いと言えるのです。ポジティブに考えて、自分の運を試してみましょう。

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